真我は何でも知っている
真我は何でも知っている
先日、母のオレンジ色のハンドバッグの中を見たら、私の描いた絵が入っていた。白い紙に黒い線で、碁盤のマス目に区切った中にネコやら何やら描いてある。ああ、コレって私が母の誕生日に贈った絵だわ(描いた絵を贈るのは私の常套手段だった)親ってこういうモノ、とってあるんだよねェ。そういえばティーテーブルの上に母、愛用のくまちゃん型キーホルダーが置きっぱなしだから、あれもココに入れておけばいいや。と考えた途端、気が付いた。ちょっとちょっと、お母さんもう、いないじゃないの。ここで目が覚めた。夢だったのだ。母の姿は出てこなかったけど、これは明らかに、あちらからのメッセージだ。あの世とこの世は、今も連動しているんだよと。
オレンジ色のハンドバッグは、知り合いのデザイナーNさんにお願いして、仕立ててもらったものだった。Nさんはディオールやヴァレンチノのバッグをデザインしていた方で、クチュールのバッグはソワレ用ばかり、日本では需要がない。そこでNさんがディオールやヴァレンチノの気持ちになって、バッグをデザインすることになったという、いわばデザインの翻訳者だ。Nさんは人のデザインばかりしていては生き甲斐がない、自分の作りたいものを作るんだと、駅の近くに小さなアトリエを構えていた。オレンジ色のバッグは、そんなNさんのレザーコレクションからイタリア製のものを選んで作ってもらった。小ぶりな紙袋型で今や経年変化でいい感じになっている。
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バッグを作ったときは意識していなかったけど、母のラッキーカラーはオレンジ色だった。つまり私は無意識の内に母のラッキーカラーを選んでいたのだ。
ラッキーカラーについては、春水先生から教わった荘厳緊密法によるもの。春水先生は毎年1月末に、お師匠様のお寺で寒修行を納め、お師匠様よりその年について教えを賜るそう。今年のラッキーカラーはオレンジ色と出ているshunsui.net
ラッキーカラーの何たるかと言えば、色は本来波動だから、その波動が持ち主の波動を応援してくれるわけで、ここぞという時はその色を身に着けていると波動のサポートがあるってわけ。なので今年はオレンジ、紅、緋色系の小物やハンカチなどを持ち歩くといいらしい。
私のラッキーカラーはこげ茶色で、これまた不思議にも、母がこげ茶のマフラーを誕生祝いにプレゼントしてくれたことがあった。直感的に選んだものがマッチしているのは親子だからかもしれないけれど、ここを磨いていくと直感が真我につながると、いえないだろうか?
ジュワルクール大師によれば、真我は時間を超越して過去も未来も知っているという。だとすればラッキーカラーを感知するなんて朝飯前。そしてオレンジ色のハンドバッグの夢は、ホントの自分、真我とともっと接近しなさいよと、言っていたのかもしれない。

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