水晶球
水晶球
水晶は身に着けていても、ガラスのように温まらないから、夏のアクセサリーにいいのよと、教えてくれたのは祖母だった。ネックレスを握ってみるとなるほど、いつまでも冷たい感じがした。つけていると涼しいんだ。少女だった私は、初めて水晶というものを意識した。
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ところが長じて水晶との付き合いが深まると、水晶はとても熱くなることも判った。石は自分の意志によって作用するので、その場、その時、必要なエネルギーを放出する。球体の煙水晶を握って集中していたら、手の中の水晶はとても熱くなった。そして私は「あ、晴れた」と、思ったのだ。
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煙水晶は、暗い色の石の中で、一番多く光を含む能力があるという。水晶は全般、人の負のエネルギーを吸収する作用があるけれど、煙水晶は吸収するだけではなく、それを解消するそうで、私が直感的に、煙水晶と瞑想する必要を感じたときから、解消のプロセスは始まっていたのだろう。そして負のモヤモヤは晴れた。
このところ、負のものについて、言葉の具体性を求めずにいる。言葉の作用、限定を超えて、もっと精妙な何かを感じ取れるのではないかと思うので。そして本当に必要なら、言葉も意識に上がってくるだろう。
満月とカルマを書いてから、気が付けば新月を通り越していた。新月の前日、先週の土曜日に遠隔治療を受けた。リーディングの結果は、肩、背中、腰の周辺にかけて、精神的なものが張り付いていたとのことだった。デスクワークが増えたので、デスクを離れて歩き出すと、背中が一枚板みたいになっていることがある。しばらく動いていると治る。ダブルワークで身体は疲れるけれど、今のところ心は元気だ。仕事を変わることは悪いことではありませんから、確認しながら前へ進んでくださいと、南先生からアドヴァイスを頂いている。本当にそうだと思う。
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水晶球と言えば、球体の中を覗き込むゲージングが有名で、前にオブシディアン幻想では、黒い火山系の石であるオブシディアンが、今ある想念の反射鏡として作用することを書いた。オブシディアン球を覗き込むことは、自分の暗部を覗き込むこと。けれど必ずしも、自分の暗部(潜在意識)が暗いものだけとは限らない。お告げが来るときだってある。怖がらずに信頼するなら、潜在能力は透視力にもなる。
吸収されて解消される負のエネルギー。私の中には、まだまだたくさんの負があるから、どんどん出して、身軽になりたい。
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