エーテル考・2
エーテル考・2
私は青い空と緑の大地の夢を見ていた。青い空は理性、緑の大地は癒し。空と大地の絵ばかり描いていた。癒されたくて、天界の理性に憧れていたのかもしれない。20年間の自殺の日々、そしてビランの真っ赤な両手を鎮静するために、感情の統制、心の治療が必要だったのだ。
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解説者がいてくれたらなぁと、どれだけ思ったことだろう? いま自分に起こっていること(失業の恐怖やビラン)が、どこから来ているのか? どんな結果に終わるのか? 誰か教えてくれたら・・・いま何をしたらいいのか? どうしたらここから脱け出せるのか判るのに・・・そうしたら、安心していられるのにと。
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私は極度の心配の中にいたのだ。アリス・ベイリーの本に書いてあった心配と苛立ち・・・秘教治療(上)P.94~P.98
アリス・ベイリーの本は、ジュワルクール大師の教えをテレパシー受信して書かれている。以下、太字は本からの引用──
心配と苛立ちは真のヴィジョンを妨げるため、視野を遮断する。これらの状態の犠牲になっている人間には、自らの不満以外のものは何も見えない。まさに今のアタシだ!
この箇所「心配と苛立ちによる病気」を覚えていたのは、苛立ちは炎症を起こさせ──炎症は耐えがたいものである──多くの苦難につながると、前に読んで、ビランは苛立ちが原因なの?と、驚いたからだった。
またジュワルクール大師はこうも語っている。心配と苛立ちは人間の活力を低下させ、病気にかかりやすくする。インフルエンザの原因は恐怖心と心配にある。世界が現在の「恐れに満ちた」状態から自由になれば、この病気は根絶されるであろう。
またこうも書いてある。恐怖心と心配と苛立ちというアストラル的な状態が今日、惑星的な意味で流行とみなしてもよいほど広まっていると。この本が書かれたのは、第二次世界大戦末期の1944年ごろだから、現在のコロナも、この恐怖と心配からという惑星的な原因から引き継がれているのかも知れない。
苛立ちは根本的な心理的病気であり、アストラル体の強化に起因するものであり、それが神経系に異常な影響を及ぼすのである。それは私利私欲、尊大、自己満足の病気である。アストラル体を強化するって、集合意識から個人として人格を確立する過程の、試練ってことだよね?
もう、これを読んでガ~ン! ビランの前に20年間の自殺があり、鬱があり、死病があり、これら自分の負の歴史の根底にあったのは「こんなところに居たくない!」というわがまま。つまりアタシって私利私欲、尊大、自己満足の病気だったから、こうなっているってこと!
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2月のおついたちに南先生が、機関紙179を送ってくださって、異常波動を呼びやすい根源を下記に掲げましたので、参考にしてくださいとのことで、22項目が列挙されていた。その中に親を親とも思わない。負けず嫌い、自信過剰である。と、あって、そうだアタシは、家族になった人たちが嫌いだったんだ、それで鬱になったんだ・・・自信過剰って劣等感の裏返しだよ・・・と、わが身に当てはまる諸々について考えた。
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結果として、失業の恐怖はただの恐怖でしかなかった。正月明けに、早くも新しい職を得ていたし、正月休みの間、初夢ではなかったけれど、三つの奴凧を高々と上げている夢を見ていた。これは三つの支援があることを意味していて、月末の資金繰りが心配だったけれど、それも事なきを得た。実際のところ心配したこと、恐れたことは何も起こらなかったのだ。
恐怖、心配、苛立ち、その矯正法について述べても今は大して役に立たないと、ジュワルクール大師は述べている。世の中はうまくいっていないそれでも人類を導く大師たちは、状況の改善のために働いている。
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今や両手にぼつぼつと開いた赤い穴の下から、正常な肌色が少しずつ現れ始めている。ビラン絶頂の二週間、顔、首、胴体、両脚、両腕、両足と、全身に痒みが出て恐怖だったけど、内分泌腺が変化している? これも改善作用? 思えば死病に罹患した際、副腎皮質ホルモンの投与で、私は全身の皮膚を壊していた。体中のデキモノ、猛烈な肥満・・・その後遺症を波動修正して、今や細胞は修復を進めている? まさかそこまで修復されると思っていなかったけれど、波動修正によって、過去生からの負の遺産も改善されるわけだから、当然と言えば当然だった。
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エーテル体を通過して、肉体にはあらゆるエネルギーが流れ込んでいるという。あらゆるエネルギーは過去から未来から、感情、精神、霊の世界から降り注ぎ、流れ込む。肉体、内分泌腺、神経が影響を受けている。
両手に青緑の石クリソコラを握る。赤い炎症を、青と緑が沈めてくれないかなぁと期待して。青い天上の理性と、緑なす大地の癒し。私は夢見て描き続ける。人は霊止(ひと)になるために生きると信じて。
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