目の中にあるもの

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目の中にあるもの

目を閉じて

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目を開ける 目の中にあるもの

この一週間、目と取り組んでいました。まず最初に左目がズーンと重くなってきましたので、これはエネルギーがこもっているんだ。何かな?と探り始めました。目の中の重みに耳を澄ましていると、私は見たものを記憶に留めたいあまり、見たものへの強烈な執着があることに気が付きました。美術や舞台芸術が好きなので、見たものが強烈に脳裏に残ります。この執着を薄めるべく、もうそんなにこだわらなくてもいんだよと、自分に言って聞かせることにしました。両足を肩幅に開いて立ち、リラックスして目をつぶり、目にこもっているかたまりを感じながら、必要なものはきちんと与えられている。もうそんなにこだわらなくてもいいんだと、繰り返しました。すると塊が動き始めました。仙骨のエーテル球とも連動していることを意思気します。少しずつ塊が外へ抜けて行きます。一気には抜けませんが、さっきより軽くなったかな?みたいな感じです。

目の中にあるもの

次の日には、左の顔面全体が引っ張られるような感じになってきました。この引っ張られる感覚は、抜けて行くサインでもあります。そこで両足を肩幅に開いてリラックスして立ち、両目に集中する抜き方瞑想に再びトライしました。立っていると肩や首の詰まりなども意思気できるので、詰まりの随所に集中をしてみます。すると、徐々に軽くなっていくのが判ります。少しずつ抜けて行くのが判ります。この少しずつがじつは良いのです。

抜き方瞑想を続けていたら、遠隔治療をご紹介したいなぁと思っていた人から連絡を受けました。介護中の事故で脊椎を損傷した元介護士の方で、指先の感覚が戻らず、歩くのも足を引くようにしておられましたので、仙骨の治療は有効なんじゃないかと、思っていました。どうして介護士になられたのか、自分も介護職に就くことを考えていたので、現場のお話を伺ってみました。バブルで会社が倒産したのがきっかけで、つぶれない会社に就職したいと思ったのが契機だったそうですが、介護についてのお話は、延々と一時間続きました。聞いているうちに、こちらは首から上がどんどん詰まってきて、ガチガチになってしまいました。その方の介護についてのお話は、頭だけの理解にとどまっていて、言葉に言葉を連ねて、なお空しいようでした。人が亡くなっていくことを、魂の力で理解できていない。どうもそういうことらしいと、延々と続く説明の中で、私は考えていました。そしてこういうエネルギーを発している方に、遠隔治療は難しいだろうと、悟り始めていました。

家に帰ると、もう目を開けているのがやっとでした。得意のホットパックをレンジで温めて、首と目にのせて横になりました。すると自分が中学生の頃から老人問題とかかわってきたことが思い浮かびました。祖母が心臓病に苦しみだしたのが、ちょうどそのころだったのです。祖母は真夜中、息苦しさにいたたまれず、眠っている私の上に覆いかぶさってきたりして、こうしていれば何とかなると思ったと、あとで話していましたが、まだ15歳にもなっていない自分には恐怖でした。しかしその時、人は自分の体に異変を感じたとき、戸惑い、最初は正しい判断ができないでいることがあるのだと、知りました。これが私の老人問題ことはじめでした。祖母は同年代の友人から、座して死を待つのは嫌よ!と叱咤されて、病院へ行き、治療が始まり、それから大伯父たち(祖母の兄たち)が卒中に倒れたりして、肉親が亡くなっていく過程に、私は次々と立ち会うことになりました。肉親の死を看取ることは、あの世とこの世をつなぐ体験、魂の体験でした。

そうだ。だからもう自分は介護に携わる必要はない。これからは自分のために生きようと、思ったんだっけ。この一か月、自分が不安に苛まれてきた原因も、これではっきりしました。私は自分のために生きることを忘れていたのです。仕事やお金のことに気を取られて、まず自分が自分のために生きるということが埒外になっていました。自分が自分の中心からはずれると、歯車が狂ってくるのも当然でした。

ホットパックを首と目にあてがって、身体のエネルギー詰まりにもんどり打ちながら、私は心の声にさらに耳を澄ましました。すると仙骨の中から、四角くて茶色い、帆船の帆のようなものがせりあがってくるヴィジョンを見ました。ああ、古いものが去っていくんだと思われました。茶色い帆のヴィジョンが目のところまで昇ってきて、外へ抜けてくのを見ました。私は時々、四角とか丸としか言いようのない幾何学的なヴィジョンを見ます。これが出てくるのは、ひとつの転換期なので、今はしがらみが去っていくところなのでしょう。

今日は遠隔治療の日なので、南先生にリーディングをして頂いて、眉間から人のエネルギーをキャッチすることを教えて頂きました。偏頭痛に悩まされていた頃、人と向き合って話していると、とたんに首や肩が詰まってきて、やりきれなかったのを思い出しました。眉間から人のエネルギーを、まともにくらっていたんだろうなぁ。眉間を閉開して、エネルギーの影響を受けないでいることができるそうで、こういうことは自分で出来るようになるしかないそうです。眉間の閉開。ぜひ体得したいものです。

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2020年11月

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