幽体離脱2
空の上にいた時、自分は一人なんだと思った。人には親兄弟、友人その他がいるけれど、根本的には一人なんだ。そして自分は一人で生きていくんだと。
虚空の中にただ一人ある、あの感覚は10代の終わりに座禅を組んだ時、再び繰り返された。夜のお堂で闇の中にじっと座っていると、ふうっと肉体がなくなる感覚を得た。体がないけれど、自分は確かにここにいる。人間は身体じゃない意識だ、霊だ。何だか神の一撃をくらったように、魂の不滅という意味に気が付いた瞬間だった。
空の上にいた時、自分は一人なんだと思った。人には親兄弟、友人その他がいるけれど、根本的には一人なんだ。そして自分は一人で生きていくんだと。
虚空の中にただ一人ある、あの感覚は10代の終わりに座禅を組んだ時、再び繰り返された。夜のお堂で闇の中にじっと座っていると、ふうっと肉体がなくなる感覚を得た。体がないけれど、自分は確かにここにいる。人間は身体じゃない意識だ、霊だ。何だか神の一撃をくらったように、魂の不滅という意味に気が付いた瞬間だった。
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