パラパラと

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パラパラと

パラパラと皮膚の粉が降る

パラパラと

とめどなく、とめどなくパラパラと、傷口の周辺からめくれた皮膚が落ちる。それこそ雨あられのように。こうして皮膚はいらないものを体外へ排出していく。皮膚は排泄器官だと、つくづく思う。一ミリでも多く早く、いらないものが剥がれてしまえば、ビランから解放される。私の生活は、手指から皮膚を掻き落とす以外の何ものでもなくなった。睡眠時間3時間で掻いていた日もあった。パラパラとゴミ箱へ掻き落とし続けた皮膚の粉を集めたら、一升瓶何本かになったに違いない。自分の中に、こんなにも多くのいらないものを、取り込んでいたとは!

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